ホメオパシー日記8

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100824-00000121-jij-soci

ホメオパシー、学術会議が否定=「根拠なく荒唐無稽」と談話

8月24日19時42分配信 時事通信

 日本学術会議は24日、最近広まっているとされる療法「ホメオパシー」について、「科学的に明確に否定されている。治療に使用することは厳に慎むべき行為」との金沢一郎会長(皇室医務主管)名の談話を発表した。
 ホメオパシーは、健康な人間に投与するとある症状を引き起こす物質を患者にごく少量投与することにより、似た症状の病気を治すという療法。植物や鉱物などを入れてかくはんした水を極めて薄く希釈、砂糖の玉に染み込ませて与えるなどする。
 国内では、医療関係者の間でも一部で使用が広がっているとされる。中には、頭蓋(ずがい)内出血防止に有効なビタミンK2シロップの代わりとしてホメオパシー治療を受けた乳児が死亡し、親と助産師の間で訴訟に発展したケースもある。
 談話は、ホメオパシーについて「科学的根拠がなく、荒唐無稽(むけい)。今のうちに排除しなければ、『自然に近い安全で有効な治療』という誤解が広がり、深刻な事態に陥ることが懸念される」としている。 
まあ、自然な反応、ではあろう。
正直なところ、レメディーを取り始めて1年ほどになるが、劇的な変化は感じられない。かといって悪化しているわけではなく、徐々にであるが好転しているのは事実。
しかし、それがホメオパシーによるものなのかは判断しかねる。
かといって、ホメオパシーの効果がないとは言えない。
まずなぜホメオパシーに頼る人が増えているのかという現実は、自分もそうだが現代の西洋医学偏重主義に疑問を持つ人が増えていることに他ならない。
現代の西洋医学は、ほとんどが対症療法である。
例えば、皮膚の疾患があればとりあえずその症状を抑える処方をするが、根本的な原因を究明することまではしない。
体と心の関係は古い時代から言われていることだが、西洋医学においてはようやく近年になってから考えられるようになって来た気配があるくらいだ。
つまり、それまでは「非科学的」で「非医学的」であったわけだ。
現在、ホメオパシーの効果が「科学的にも否定されている」ということは将来変わる可能性もある、ことも考慮する必要がある。
現代の科学で証明できない(そんなことは世の中にたくさんある)、ことで否定する、という態度は真に科学的な態度とは言えまい。
それを、権威を傘にして大上段に否定するのは、いかがなものだろう。
個人的には、ホメオパシーの基本的な考え方(毒物などの情報のみを取り出し投与することで、それに対する自己反応を引き出す)には、なるほどそういうこともあり得ると思える。
とはいえ、訴訟問題にもなっているように、ホメオパシーを過信することにも同じことが言える。
要は、それぞれ各人が必要な知識と知恵を持って、その時に応じた方法を用いるしかない、ということか。

「ホメオパシー日記8」への2件のフィードバック

  1. 今はまだ証明できないだけということで、代替医療系の人は「未科学」という言葉を使ったりしますね。
    でも懐疑主義が行き過ぎれば、「毎日鼻くそを舐めたらガンが治る」といっても完全な否定はできないわけで、どこかで線引きする必要はあるでしょう。
    あとホメオパシーはドイツ生まれですから、古いながらも西洋医学です。ですから比較したいのなら現代医学と表現したほうが良いと思いますが、現代医学に疑問を持つことと、ホメオパシーに効果があるかどうかは全く別の問題です。

  2. >保なりさん
    コメントありがとうございます。

    “現代の”西洋医学、と書いてますので、ご容赦を(^^ゞ

    また、現代の西洋医学に疑問を持つから、ホメオパシーに“興味がわく”のであって、そういう意味ではおっしゃる通り効果とはまた別の問題ですね(^_-)

    (重箱の隅をつつけば、現代医学という表現は西洋医学以外も含まれるので、この場合適切ではありませんね)

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