JAZZいかなるもの 東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編

菊地 成孔, 大谷 能生

もう10年ほど前になるだろうか。

NHK FM、「夕べのひととき」というリクエスト番組を聴いていると、何やら面白そうなリズムの音楽が聞こえてきた。

それはツアーの合間にゲスト出演していたティポグラフィカの「森を出る方法」だった。

それが僕の菊地成孔氏との出会いである。


番組の中で、数日後に宮崎市内のジャズ喫茶「ライフタイム」でのライブ情報を聞きつけ、当時高鍋に居た僕は、翌日にチケットを予約した。

この手の音楽に飢えていた僕は、ライブ当日一人で舞い上がっていた。隣のOL二人組は寝てたけど(笑)

JAZZに関して、興味はあるんだけど、あまりに広すぎてどこから手をつけていいのか分かんない、というのが正直なところ。せいぜい、Pat Metheny、Jim Hall、Oscar Petersonあたりか。東京JAZZなんかは、毎年BSで放送するので欠かさず観ている、くらいかな。

東京JAZZでは、Joshua Redmanはかっこ良かったなあ。上原ひろみも。

ま、その程度のJAZZとの関わりで、バップって何?サロンパスの親戚?みたいな(笑)

この菊地氏の東大教養課程での講義集、町の図書館に下巻をリクエストしたんだけど、なぜか上巻が手元に(^^ゞ最初から読め、ってことですね。先生。

で、今(正確には今日まで)宮崎市内のギャラリーバードで個展中なんですが、ここのママさん、実は伝説的なジャズ喫茶「Amigo」のオーナーさん。で、毎日JAZZに囲まれながら、この本を読んでました。タイミングよすぎ。

東大と言えど、JAZZに関しては素人相手の講義なので、著者お二人の紐解くJAZZ史はとても面白く、飽きさせずに一気に読ませてくれる。

結構音楽の構造について突っ込んだ内容もあったり、楽譜は読めないけど、何となく展開の違いは掴んでいる(のか本当に)ものにとっては、へぇー×35くらいに面白い。

逆に、ロックな人間にも、特にプログレッシブ・ロックと言われる人たちがやってきたことに対しての比較も、いろいろ考えてみると興味深いものがある。

なんにしろ、JAZZって、どうやって進化してきたのか、という道筋が分かりやすく書いてあり、僕みたいな初心者にはいいのではないでしょうか。下巻が楽しみ。

「JAZZいかなるもの 東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編」への4件のフィードバック

  1. >ickwさん
    さすが~そこに反応するとは(^_-)
    踊ってますか~

  2. 確かにジャズは奥が深いし幅が広いですよね~。
    俺にとって
    “どこからどこまでがジャズなの?”
    という問いは一生の謎です(笑)

  3. >盆造(´ー`)y━・~~~さん
    “どこからどこまでがジャズなの?”
    うはははは!
    “どこからどこまでプログレなの?”とか(笑)
    こっちも底なしだなあ。

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