小さな政府と地方分権と主権の所在


今朝の宮崎日々新聞の記事より。

在日米軍再編を受け、宮崎・新富町にある航空自衛隊新田原基地を、米軍嘉手納基地などの戦闘機部隊の移動訓練地とすることが明らかになった。

政府側が、事前に地方自治体および周辺住民に何の説明もなく事後承諾の形での発表だった。

これまで県および安藤知事は、慎重な姿勢を崩していないが、周辺自治体では既に反対の動きが出ているらしい。


新富町はうちから車で30分。

普段、うちの近所で航空自衛隊機を見かけることはないが、ここ何日か、爆音を起てて頭上を通っていた。スクランブルかな?と思っていたのだけど。

一体、誰のための政府なのか?自衛隊なのか?

住民の存在を無視された、と受け取られても仕方あるまい。

米軍再編も、単に沖縄に偏った負担を、各地方に振り分けるという目的ではないことも明らかになって来た。それらについても、僕らにしてみれば海の向こうでいつの間にやら日米の高官がニコニコと共同記者会見しているだけのことで、まさに寝耳に水。一体、いつの間に?という驚きを隠せない。

予言的経済学者シューマッハーの説いた「小さな政府(という言葉は使ってなかったかな?)」は、財政的なことだけではなく、大規模組織の風通しの悪さを解消する意味でのものであったと思う。

首相の国会答弁ではよく「小さな政府」というキーワードが使われるが、これにはどうやら地方分権、地方自治という考えは含まれていないようだ。

主権はどこにあるのか?

「あなた方が選んだ我々の決定だから、従いなさい」

追記。

マイケル・ムーア監督が、「ボウリング・フォー・コロンバイン」で暴き出した現代アメリカ社会に巣食う病理は、「隣人との信頼の欠如=恐怖」であった。

この病が、日本にじわじわと、しかし確実に広まっていることを、誰もが感じているはず。

病原はどこなのか?

余談だが、「ゲド戦記」で最後に語られる「この世で一番大切なもの」は「信頼」である。

スモール イズ ビューティフル―人間中心の経済学

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E.F. シューマッハー, 小島 慶三, 酒井 懋

スモール・イズ・ビューティフル再論

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E.F. シューマッハー, Ernst Friedrich Schumacher, 酒井 懋


6 thoughts on “小さな政府と地方分権と主権の所在”

  1. え~~~~!!!
    マジですか?!
    いつの間にそんな事になってたんだっ!
    小さい頃からあの爆音の中で育ってきたので、戦闘機が頭上を飛ぶのにはいささか慣れてはいるものの・・・・米軍の戦闘機部隊の移動訓練地?!そんなの、事後承諾で済ませられるレベルの問題じゃないと思うんだけど・・・どうなるんだろ。宮崎が、日本が心配じゃっ!

  2. ついにきましたか、改革ファシズム。
    雲の上の方々には、言葉の定義はないも同然です。
    彼らが定義するんですから。
    それにしても、宮崎にといわれると、
    本当に心配です・・

  3. >sayaさん、りささん
    まじまじまじマジレンジャー!よ~まっこち。
    もちろん、宮崎だけでなく、岩国や座間なんかもっとすごいから。
    「陸軍」の指令本部を日本に置くって、しゃれにならんよ。しかも自衛隊と「共存」。一体何するつもり???
    海外行ってる場合ぢゃない。

  4. 段々やばくなって来てますね。
    アメリカの後追いもいいかげんにしてほしいなあ、、、
    合併問題も机の上から命令してね、、、
    11月17日、綾川荘で、小さな行政を目指す会の設立総会があります。 
    残念ながら、清武の加納フェスのPA頼まれてるんで、行けないのですが、、

  5. >mrtastyさん
    いらっしゃいませ。
    後追い、どころじゃなく植民地か?と言いたくなるような現状ですよね。どうなることやら。
    と、人ごとではありません。

  6. いいえて妙『小さな政府大きな権力』

    いまでこそ、ネオリベラリズムの代名詞となっている「小さな政府」であるが、この発想自体は、リベラリストとして反動的に「反・小さな政府」を掲げるのは安易である。元々は権力を中央に集中させず地方に分散化させ国家権力の縮小、により権力の暴走を回避しようとする

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