いつか読書する日


いつか読書する日

いつか読書する日

また、素晴らしい映画と巡り会えました。

宮崎映画祭にて。

大人のための純愛物語です。


高校生の頃、とある事件をきっかけに、疎遠になってしまった中年の男女。二人は元恋人同士。

男は末期ガンで寝たきりの美しい妻を介護しながら、市役所の児童課に勤務する。

女は50歳になっても独身で、毎朝の牛乳配達とスーパーのレジ打をして生活している。

毎日、微妙にすれ違いながら30数年を生きてきた。

と、こんな感じの設定で物語は始まります。

そこから、小さなきっかけから少しずつ二人が距離を縮めて行く、というのが大筋になります。

長崎の街並をロケした画面から、その階段の多いシチュエーションが、田中裕子さん演じる「大場美奈子」の、ひたむきさや逆に言えば意固地さをよく表しています。

いや、純粋さ、と言った方がいいのかな。

そして岸部一徳さん演じる「高梨槐多」との関係の変化が、微妙な表情や視線だけで感情を演出してあり、ホントに、台詞よりもそんな役者さんのちょっとした仕草に涙腺を刺激されました。

また、仁科亜希子さん演じる槐多の妻「容子」が、死期を目前にして取る行動は、夫への純愛でもあり、また復讐(?)でもあるのでしょう。

平凡の中の、非凡。日常の中の、非日常。

深いです。

監督もトークショーでおっしゃられていましたが「大人のための、大人の鑑賞に耐えうる映画」です。

しかし、若い人にもぜひ見ていただきたいな、と思います。

解んないかもしれません。僕も解ったのかどうなのか。

解んなくても、もう少し大人になってから、また観てみるのもいいのではないでしょうか。

公式サイト


10 thoughts on “いつか読書する日”

  1. 公式サイト、ブックマークしておきました。
    こっち(関東)で見られるようになる日を
    気長に待ちます。

  2. >ickwさん
    単館系の映画ですので、まめにチェックしておいた方が良さそうですよ(^_-)
    関東では、一通り終わったのかなあ・・・

  3. 大人の映画という感じですね。
    見てみたいです。
    宮崎映画祭いいな。うらやましい。

  4. 『いつか読書する日』

    『いつか読書する日』上野昂志、北川れい子、荒井晴彦などが絶賛しているので見に行ったのだが・・。すごくよく出来た映画、いや「日本映画」だと思う。ああ、日本映画ってこういう風だったんだよなあと思い出す。たとえば田中裕子が牛乳配達する姿は、ふと柳町光男監

  5. 田中裕子かぁ~
    岸部一徳かぁ~
    こりゃあ見ないと!!

  6. >なのはなさん、盆造(´ー`)y━・~~~さん
    観てみて!後悔はしませんよ~
    それにしても田中裕子という俳優さん。
    凄いっす。

  7. 宮崎映画祭行ってきたっちゃね~。
    私も、ニュースやなんかでやってるのは知ってたけどなかなかいけなくて・・・。
    今日は、美術館にエジプト展を見に行ったけど最終日とあって、すごい人で(おまけに子供連れてたし)じっくり見れなかった・・。
    この映画、すごい見てみた~い。

  8. >hamachanさん
    ぜひぜひ。
    大人のあなたなら、解るかも♪DVDもあるでよ。

  9. 「いつか読書する日」

     いつか読書する日「いつか読書する日」 ★★★★(2004年日本)監督:緒方明脚本:青木研次キャスト:田中裕子、岸部一徳、仁科亜季子、渡辺美佐子、上田耕一、香川照之、杉本哲太、鈴木砂羽、左右田一平、神津は

  10. 田中裕子のプロフィール

    田中裕子(たなかゆうこ)本名・澤田 裕子。1955年4月29日生まれ。女優。夫は歌手・俳優の沢田研二。大阪府池田市出身。北海道札幌西高等学校卒業、藤女子短期大学中途退学を経て明治大学文学部演劇学科卒業。明大在学中の1975年に文学座に入り、女優活…

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