イラク戦争とは何だったのか

いまだ続いている、イラクでの戦争。
アメリカのとんでもない言いがかりで始まった、というのは今となっては誰もが知るところであるが、この戦争で日本が果たした役割とは一体何だったんだろうか?

大量破壊兵器を保持しているだろうイラクに対して、テロを撲滅するためにアメリカは兵を進めた。現実には、大量破壊兵器は発見されなかった。
しかし、その真意はイラクの持つ世界最大級の油田の利権である、というのが大方の意見であろう。
そして、日本も憲法を拡大解釈して自衛隊を派遣した。
果たしてそれは平和貢献だったのだろうか?

このドキュメンタリーでは、冒頭からショッキングな映像が続く。
これが戦争というものか。
現場の生々しさが否が応にも伝わってくる。
特に犠牲になった子供達の映像は、真っ向から観ることには大きなエネルギーを必要とした。

彼らは一体何のために死んだのだろう?あるいは取り返しのつかないような怪我をしたのだろう?
誰に彼らにそんなことを科す権利があるのだろう?

このドキュメンタリーを観れば、この戦争がいかに欺瞞に満ち、身勝手なものであるか誰でも感じるであろう。
そして、その戦争に日本も加担したのだ。
アメリカが石油を奪いに行った戦争の手助けをしたのだ。
これは恥ずべきことではないのか?
それが外交というものなのか?

決してイラク戦争は終わったことではなく、他人事では済まされない。
イラク派兵も政治家が決めたこと、ではなくその政治家を選挙によって任命したのは、他でもない我々である。
全て我々が日々の生活の中で、考え行動した結果なのだ。

自分たちの生活のために他人を犠牲にする、そんな選択をしたくない。

「イラク戦争とは何だったのか」への2件のフィードバック

  1. >盆造(´ー`)y━・~~~さん
    戦争からは何も生まれない、ということを一体どれだけの人が理解しているのだろう?と考えて鬱々とすることがあります。
    少なくとも、他人事にはしたくありませんね(^_-)

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