今日の一枚#13 「Masques/Brand X」


評価:
Brand X
EMI Europe Generic
 
初めて聴いたのはもう20年以上の前、学生時代。
それでも既にこのアルバムが発表されてから10年以上が経っていた。
つまり、このアルバムは32年前1978年に制作されたレコードである。
 
レコード。
今夜は赤ワインと、この“レコード”。
 
たまには古いLPの手入れをしようと、スタイラスクリーナー、スプレー、乾式クリーナーを購入した。
改めて、針圧をチェックし直す。
 
中古のサンプル盤を手に入れたのだが、例えばLPのAB面のラベルの張り間違い、というのはまあ、たまにはあるが、こいつはジャケットの印刷がAB面を間違えている、というとんでもないもの(中に入っている、日本版ライナーノートは正常)。
とはいえ、音は未だに最高。
 
CDやiPodを否定するつもりは毛頭ないが(いつもお世話になってます)、当時の録音を当時の再生機で聴く、というのは実に心地が良い。
ダイナミクスが断然、違う。
 
さて、「マスク」である。
 
Brand Xのアルバムでも一番好きなアルバムだ。
看板タレント(?)のフィル・コリンズが参加していないし、キーボードはロビン・ラムリー(今回はプロデューサーとしてのクレジット)ではなくピーター・ロビンソンであるが、楽曲、アンサンブルの素晴らしさ、アルバムとしてのトータル性の完成度はダントツだろう。
「The Poke」「Masques」「Black Moon」「Access to Data」は中でも名曲。
スリリングな展開の中で、ジョン・グッドソールのいかにもストラト的な硬質なトーンが臓腑に突き刺さって来る。
そして、パーカッションのモーリス・パートの役割も決して軽くない。いや、むしろ主役級の活躍と言ってもいいだろう。
 
そして、パーシー・ジョーンズ。
神懸ってます(^^ゞ
 
70年代の後期といえば、Jeff Beckの一連のアルバム始め、ジャズロックの名盤が目白押しなのだが、間違いなくこのアルバムは5本の指に入るものだ。
 
夏の真っ盛り暑さにもいいが、秋の夜長の、なんだか冗長的な雰囲気に飽きて来た瞬間には、いいな、これも。


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