今日の一枚#5「Dragonfly/Huong Thanh」


Dragonfly

Dragonfly

Huong Thanh

ジャケに騙されてはいけない。

これはものすごい大傑作アルバムである。


ベトナム人女性ボーカリスト、Huong Thanh。その類いまれな歌唱力に驚かせられるが、なんといってもプロデュースから、ギターを始めあらゆる面でバックアップしているNguyen Le(フランス語表記が含まれるため正確にはリンク参照)の力が大きい。正確な発音は定かではないが、グエン・レとも、ニューエン・レとも。

全編をベトナム民謡とジャズ、時にはアフリカのスパイスも織り交ぜた、摩訶不思議な音世界。

なんと、あのRichard Bona参加。

Speaking of Now

Speaking of Now

Pat Metheny Group

Bonaといえば、P.M.G.の現時点での最新作「Speaking of Now」に、メセニーに直訴して参加し、大傑作とした張本人であり、渡辺香津美「MO’BOP」に参加、2003年「東京JAZZ」公演も記憶に新しい。

Mo’Bop

Mo’Bop

渡辺香津美 New Electric Trio

ところがそのBonaの存在を全く感じさせないほど、ThanhとLeが素晴らしい。

秀逸なのがM7「Graceful Bamboo」。僕の中では、これほど完璧な曲はちょっと思いつかない。トラッドと現代。フォークロアとロック。アジアと欧州。これらが完璧に融合し、昇華されている。特に、絶妙なベースライン。

方法論としては、KENSO「2」辺りが近いと思うが、完成度は遥かにこちらが上。

もう3年近くも、ヘビーローテーションです。


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