グレ子からキューティーハニーへ〜92年製?グレコレスポール改


ヤフオクでゲットして以来、10年以上放置していたグレコレスポールを改造した。

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確か15,000円だっと思う。
正直、傷だらけ垢だらけ、ヘッドに打ちキズ、ペグは折れ曲がっているギターにしては、安くなかったと思う。
現に一度リペアショップに持ち込んで見たものの、よくこんなのに金出したね〜みたいな態度で凹んだ。
かといって使えない訳でもなく、音も悪くはない。虎目も(張子だろうけど)綺麗に見える。
傷だらけと言っても致命的なものはなく、ペグも一応効いている。一応。
素性を調べても、よく分からない。ヘッドに「Rock Spirits」とあること、ヘッド裏のシリアルナンバー、ネックはボルト一本締め(内側から2本)から92年製の定価で5万程度のモデルと推測される。

しかしテンションが上がらないことに変わりはなく、いつか金と時間に余裕がある時にいじってみよう、とぽつねんと考えていた。時々存在すら忘れつつ。

ところがなぜか、金も時間にも余裕がない今になって気になって仕方がない。
と言うのも、数年ぶりに音を出してみて改めて「意外といいじゃん!」と目覚めてしまったからだ。
しょうがない。

とりあえずは、ひん曲がったペグだ。チューニングが不安定なこと、このうえない。
後は、ジャックだな。安価で、劇的な効果が期待できる。
どうせなら、割れているエスカッションも交換しよう。
これなら5000円もかからないだろう。

まずは手っ取り早いジャックの交換に取り掛かる。

スイッチクラフト製。
本当はクライオ処理したヤツを買ったつもりだったのだけど、間違ってノーマルなもの。
それでもレンジの広がった、パリッとした音になった。うむうむ。

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上が新しいヤツ。下がオリジナル。
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ピッカピカ。スイッチクラフト製。

次はペグの交換。
グレコのヘッドは少し厚めなので、弦巻き部分(ポスト)が長めのものを選択。
現状、これ一択。キクタニのGM-WC2。
(サウンドハウスで購入したのだけど、なぜか取引中止になってる)

実際取り付けようとすると、ブッシュがやや大きめ。
というわけで、リーマーを買ってきて広げてやる。
余計な出費。まあ、いずれ使うこともあろう。

無事取り付け終了。
オリジナルのペグのツマミがマーブル調だったのに対し、これは暗い緑色で、落ち着いた雰囲気。悪くない。
見てくれだけでなく、チューニングがすこぶるよろしい。
想定外の効果に、倍音が2割り増しぐらいになった!う〜ん!ステキ!サスティンも伸びたようだ。

続いて、エスカッションの交換へ。
ところがサウンドハウスで物色していたら、何とアマゾンで恐ろしいものを発見。

なんなんだ、この値段は!評価も悪くないし。
というわけで、エスカッション付きのこのピックアップを購入。
色が変わってしまうが、そんなことは気にしない。

オリジナルのフロント側の位置が、弦からずれていたのでこの機会に修正する。
木ネジの位置を変更工事。パテで埋めてやった後に、位置を修正し空け直す。存外難しく、2回のやり直し。結構手間を食ってしまった。
このためにドリルドライバーまで購入しちまった。まあ、使う機会もあるだろう。

で、交換した結果。

新旧そろい踏み。
新旧そろい踏み。
オリジナルの裏側には記載なし。
オリジナルの裏側には記載なし。

うーむ。オリジナルのピックアップはよく歪んで、そこそこサスティンもあって、ロックゥゥ!な感じでよろしかったんだが(悪く言えば潰れた感じ)、こちらはハイもローもパリッと出て、歪みは少なめだがパワーもサスティンもある。
何だかハイソな感じで、いい。
例えるならば、シールドはカナレしか使ったことなかった高校生が初めて奮発してバイタルオーディオに変えた時みたいな。
ALBITのA3GPを使っている人ならわかると思うけど、cleanを歪みに足していって歪んでいる中にしっかりした芯がある、みたいな。
クリーンなジャズはもちろん、オールドスタイルのロックなんかには、いい。カッティングもイケる。
スティーブ・ルカサーではなく、初期のサンタナとか。そんな感じ。
現在手元にある他の3本(Godin、アリアプロ、Peerless)どれとも違う、実に個性的な音。
やばい!

勢い余って、ピックガードとストラップまで新調してしまった。

どーですか。
どーですか。

見た目も音も、ガラッと変わってしまった。

もともと弦高も低く、弾きやすかった。
この頃のグレコは想像するに生産も韓国に移るかどうかくらいのころではないのか?
made in KOREAは決して悪くない。
手元にあるAria Pro 2 RSも韓国で作られたものだが、日本製と遜色なく、丁寧に作られている。
ボルトオンネックもマニアにはセットネックに劣る、と言われ中古市場でも値段が違うが、何がどう悪いのか、自分には分からない。
昔持っていたアリアプロのPEはセットネックだったが、サスティンは良くなかったし。
70年代のグレコのレスポールは実はなんちゃってセミホローだから、やっぱりギブソンより劣る、ということが実しやかに言われているが、実はギブソンも80年代のものはセミホローだった?!らしい
ギブソンがグレコをパクったわけだ。
ところでこのグレコ、80年代のギブソンスタンダードと比べると(自前ではないが借りた時の記憶から)重い気がする。どうやら肉抜き加工はしていないようだ。

ネックは太め。
太いネックは嫌いではない。
メインのギターであるGodin xtsaは極太ネックである。
そこまではないしろ、十分に太い。
個人的には、ボディの重量とネックの太さがエレキギターの音色に大きく影響していると考えている。
もちろん弾きやすさとのバランスをとった上で、だが。

かといって、軽いギターにはそれなりの味があると言うものだ。

こうして傷だらけのグレ子は、キューティーハニーとして生まれ変わったのであった。
めでたしめでたし。

次いでに足元の具合も記しておく。

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ギターからIbanez VL10→Behringer HB01からALBITのA/Bセレクタへ。
AはDonner Morpher→Providence SOV-1→ALBIT A3GP→(send)→Behringer RV600→(return)→Source Audio SA225 Dimension Reverb

BはGuyatone EX2→ZOOM G2nu(飛び道具専用)

電源はノアズアークAC/DC-1

アンプはFirstman Little DAVID FD-60の「main input(おそらくパワーアンプイン)」へ。

シールドはバイタルオーディオを中心に、ジョージエルス、ベルデンなど中古品。趣味には十分。


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