扉をたたく人

 

久しぶりに、映画館でエンドロールまで余韻に浸ってみたいと思える映画に出会えた。

原題は「The Visitor」。
「扉を叩いて訪問する場面」が印象的に繰り返され、お世辞にも人付き合いがいいとは言えない主人公の存在において、邦題は秀悦である。

映画の冒頭、単なるくたびれた田舎オヤジの話か、思いきや、そのオヤジが未知の音楽と出会うことで青春を取り戻す話なの?と思いきや、ひょんなことから友情を交わすようになるシリア人とセネガル人のカップルを巻き込んだ現代アメリカが抱える移民問題がテーマなのか?、と思いきや、妻を亡くし仕事もその世間の評価とは裏腹に単調なシークエンスを繰り返すだけの孤独な老年を迎えたオヤジの新たな恋バナ?なの?

と書くと脈絡がないように感じるかもしれないが、それらの要素が見事に絡み合って物語を紡ぎだしていく様子はお見事。
全体のトーンも抑え気味であり、それがリアリティをうまく醸し出しており、好感を持てる。

絶対に映画館で見ることをお勧めする。

ビルブラ、好きですねん

Bill Bruford
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彼のドラムをはじめて聞いたのは、確か「Close To The Edge/YES」。なんじゃこりゃ〜!という世界。
名盤の名に恥じぬ、バンドの世界観、演奏、メロディどれも子供の狭い世界観を見事に破壊してくれた。

とりわけそのリズム。

YESは今でもフェバリットなバンドの一つだが、そのメンバーの中で唯一、いちミュージシャンとして追っかけているのがBillである。
彼はロックバンドでの活躍も多いが、本人曰く「ジャズが好き」。
その彼が80年代末から結成していたのがEarthworks。
これまたヘンテコなメロディとリズムが「なぜか心地よい」。

メンバーであった当時“新人”ジャンゴ・ベイツイアン・バラミーは今や押しも押されぬ一流ミュージシャン。
同時期、渡辺香津美のスパイス・オブ・ライフにジェフ・バーリンと共に参加。

そのジェフ・バーリンに加え、デイブ・スチュワートアラン・ホールズワースと組んでいたのがBruford。
かっちょええっす。

秘密兵器〜Cross Blaster

梅雨明けに予定している、チビート・トラバース後半(内大臣林道〜椎矢峠)に向け、秘密兵器を導入した。

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九州最長を誇る林道、内大臣林道、椎葉林道。ダートを含む約40㎞区間。
そしてその頂点である、椎矢峠、標高1434m。

度々崩落、落石をくり返し、ツーリストの間では文字通り“伝説の”と言われるコースである。
その踏破に向け、後輪をパナレーサー/クロスブラスター700c×31cを導入した。

どーですか。。この、心強いばかりのブロックパターン。
走ってみないと分かんないけど。

正直、パナレーサーのチューブは絶対使わない。
ただ、普段はツーキニスト700×25cを後輪に使っていて、こちらは耐久性、乗り心地、なかなかよろしい。

いやー、今からわくわくだ。
(願わくば、この長梅雨でまたまた全面通行止めになってないよーに!)

スウィングジプシー、ロックをカバーする。SUGARPIE AND THE CANDYMEN

土曜日の朝。
ピーター・バラカンに続きゴンチチのラジオを聴いていると、なにやら楽しげなリズムが。
ビッグバンドジャズ?いや、ジプシージャズか。
と思っていると、なんとDeep PurpleのHighway Starではないか。
おもろい!

ヨウツベで探してみたけど、こっちが見つかった。

これまた面白い。言わずと知れた(?なのかな?若い人たちには通じないかも)Queenの名曲もこんなになっちゃった。

Zeppもあり。

しかし、Highway Starのぶっ飛び過ぎが頭から離れない〜(^_-)

Economize (in) Power_remix

Economize (in) Power_remix

レコーディングデータ:
G:Godin xTSA,AriaPro2 RS
Effector:Zoom G2.Nu
G.Syn.:Roland GR-30
mixer:BEHRINGER  XENYX802
audio interface:BEHRINGER UCA222
DAW:Logic Pro X10.1.1
PC:mac mini OS X10.10.3
plugin:Crystal
MIDI key:M-AUDIO Keystation61es
monitor:Classic Pro CPH7000

Logic Pro Xでリミックスしてみた。
Garage Bandとの差は明らか。しかし、ミックスもマスタリングも、難しいなあ。

The Dawn~Green Green

The Dawn~Green Green

レコーディングデータ:
G:Godin xTSA,AriaPro2 RS
Effector:Zoom G2.Nu,A2.1u
DAW:Logic Pro X10.1.1
PC:mac mini OS X10.10.3
plugin:Crystal
MIDI key:M-AUDIO Keystation61es
monitor:Classic Pro CPH7000

ギターソロは、「G→Ibanez VL10→Providence SOV-1→ALBIT A3GP→ZOOM G2.1Nu(AIとしてのみ使用)」という流れ。
GarageBandではG2.1Nuのレイテンシーがひどかったが、OSをYosemiteにしLogic Pro Xを導入した結果レイテンシーの問題は回避された。
ところでZOOM R24も導入したのだが、こちらをAIとして使用するとどうもレイテンシーやレベルの問題がある。こちらはもっぱらミックスでの卓代わり。もちろん、こちらも積極的にレコーディングに使用していきたい。

ところで28日、YESのベーシスト、Chirs Squireが亡くなった。
この曲のベースは、もろ彼を意識して作ったもの。
中学の頃からYESには大きな影響を受けてきた。これがプログレッシブ・ロックか!と「Close To The Edge」に衝撃を受け、歌謡曲やヒットソング中心の音楽生活の常識を壊された。その体験は、思春期には大きな出来事であり、僕のその後の人生に与えた影響は計り知れない。
本当に、ありがとうと言いたい。
この曲を彼に捧ぐ。

Dan Barta – NEJEN IAN – (video)

チェコの“スティング”、Dan Bartaの3rd「Animage」から。
チェコ語は全く解らないので、彼の名前もいまだになんと発音するのかわからないのだけれど(笑)

歌詞が解らないので、こんなPVを見るのは楽しい。
イケアの店員さんのいたずら?何だか微笑ましい。

やはりDanが参加しているJ.A.R.。
盟友であるROBERT BALZARも参加。
こちらはソロに比べてファンキーよりか。といってもハイセンスであることには変わらず。

Crimson Jazz Trio

こんなアルバムがあったなんて!
なんとイアン・ウォーレスのジャズトリオ、しかも全編キング・クリムゾンカバー。

モルゴーア・カルテットとはまた違う、クリムゾン・アナザー・ワールド。
素敵。

こちらは第2弾。
イアン・ウォーレスの遺作となったらしい。

今更ながらヨセてみた

Mac OS Xが10“yosemite”になって3ヶ月。
年が変わったのを記念して?うちのMac mini(late2009)もsnow leopardからアップデートした。
実に6.8から10.10.1へ。

発表当初の不具合も今のところなく、快調に動いている。

アップデートを躊躇していた大きな理由は、様子見と、Rosettaが使えなくなること。
Rosettaは、それまでのPowerPCからIntelプロセッサへの移行に伴い、PowerPCアプリの仮想実行プラットホームである。
20年近くのマックユーザにとって、過去の資産(投資)はバカにならない。
特に、AppleWorksと旧宛名職人(のデータベース機能)を使えなくなる、というのは痛いなあ、と思っていた。
しかも、AppleWorksからiWorkへ移行できたのはいいものの、またこれも動かなくなるのでは?OS自体のアップデートは無料でも、結局“無料”アプリのアップデートが有料なのでは?と勘ぐっていた。

しかし、java環境の不具合からか、特にwebブラウザの挙動不審が眼に着くようになってきたのを機に、思い切ってみた。
まあ、とっくにサポートも打ち切られてるしね。

で、感想はというと。

まず驚いたのがFinderのデザインが刷新されていること。
細かいところだが、フォルダアイコンのデザイン、ラベルの簡素化等々。
初めは、見にくい!とも思ったが、よく考えてみると、それまでの立体的なデザインが出た時には、逆に余計な事にCPUパワーを使って、と思ったものだ(笑)
そういう意味では、原点回帰シンプルなMacに戻り、CPU/GPUに本来の仕事をさせようとするOSデザインには賛同する。
実際、あらゆるソフトでの描画スピードは明らかに改善されている。
Finderも慣れの問題だろう。

あと、最初に立ち上げた時にディスプレイのプロファイルが外れていたのか、変わっていたのか、明度が明るすぎてブラウザが見にくくなった!と勘違いしてしまった。ブラウザのフォントや表示の設定を一所懸命いじってしまったが、ディスプレイプロファイルをきちんと指定してやると、きれいに表示されるようになった。
ついでに、これまでのsafariにしろGoogle Cromeにしろ、挙動不審が多々あったのだがそれも改善され、描画まで早くなった。
例えば、safariでは文字を記入しようとスペースバーで変換しようとすると勝手にページが変わったり、特にwordpressでは使いものにならなかったのだが、それも改善。実際のこの記事はホントーに久しぶりにsafariで書いている。(これまではFirefox頼りだった)

次に驚いたのが、「ことえり」の消滅(笑)
漢字Talk7からの付き合いであった「ことえり」がついに姿を消してしまった・・・
でも、意外と寂しくない(爆)
だって、だいぶ泣かされたもんなあ。
特に最近のあまのじゃくぶりはひどかった。いつの間にか登録した単語が消えたことも一度や二度ではない。これは今後様子見だけど、ちょっと楽しみ。

しかしアップデート直後に、ユーザ辞書を読み込んでいなかったのにはちょっと焦ったけど。

あと驚いたのは、Pages。
勝手に仕様が変わってた。AppStoreでバージョンアップしてないのに。
「保存」しなくても勝手に保存されていて、ええー!戻したかったのにー!と思ったら、まるでTimeCampselのように、バージョンごとに保存される仕様になってた。これはwordpressみたくなってるのかな?
便利なようなんだけど、今後不具合が出ないことを、祈る。
また、メニューの表記も変わっている。「別名で保存」が「複製」に。わかんねーよ。
KeynoteとNumbersはまだ開いてないけど、変わっている可能性大。

改悪?かもしれないのが、GarageBand。
思いっきり、重くなった。(さっそく対処。これは後日)

iTunesは逆に軽くなったような?気もする。

そんなこんなで、アップデートして4日。
まあまあ快適なマックライフを送っている次第です(^^ゞ

徒然なるままに

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