大崩山

大崩山に行って来た。(大崩山への詳しいガイド

あいにく、天気は朝から雨。しかし、高校時代の同級生と延岡市内で待ち合わせ、車で一時間。祝子川上流の登山口へ。

車中でしばらく様子を見、小振りになったところで身支度を済まし、歩き出す。予報では午前中で晴れるとのこと。


30分ほどで山小屋に到着。12月とは思えない暑さで、既にシャツはぐっしょり。ここで30分ほど、天気の回復を待つ。

雨が上がるのを待って、出発。時折晴れ間も出だした。

今回の目的は、山頂ではなく、モチダ谷の三段になる滝。本当は凍っているところを見たいのだが、この暖冬では無理だろうなあ、と思いつつ、一路目指す。

途中、ハシゴ場やロープを使いながら、快調に進む。相棒は今年の宮日美展写真部門で入選というカメラの達人。僕も負けじと、親父のお下がり、NikomatELを持参。しかし、これって、重過ぎ!

だが、ワク塚コースと違って、三里河原コースは林の中の道で、展望は望めなかった。なかなかシャッターポイントと出会えず。

お昼前、それまでの山の中の道から、広い河原へと下りた。そこで昼食に。

コンビニのおにぎりとインスタントコーヒー。相棒はカップラーメン。

今回の相棒、Sくんとは高校時代2年間同じクラスだった。卒業後、お互い連絡を取り合うこともなかったのだが、今年、ひょんなことから互いの山好きが発覚(笑)今回、誘ってみると、仕事のストレス発散に、と速攻で返事が来た。

昔は、取り立てて親しかった訳ではなかったのだが、おにぎりを食べながら、いろいろと話した。

その河原で、少し写真を撮ったあと、上流を目指し、出発。

ところが、地図では右岸を渓流沿いに上がるのだが、岩に苔がびっしりと生え、僕の重登山靴でも滑りやすい。Sくんの軽登山靴では滑りまくっている。

ここで、それまでSくんにトップを任していたのだが、僕が前に。足下に神経を費やす。

と、眼前に異様な光景が。

おそらく、今年の度重なる巨大台風の傷跡だろう。崖から、巨木が倒れ、川全体を覆ってしまっている。それも、一本だけではない。

左岸に渡れば、先に進めそうだが、ここまでのつるつる岩に閉口していたふたりは、数秒の沈黙のあと、潔く撤退を決心(笑)

まあ、今回の目的は、日頃の疲れを山に入って癒すことにあるのだ。あれ?

もし、これから初めて大崩を目指す方へ。

初心者だけのパーティはお薦めできません。途中、危険箇所多数。道も昔に比べるとよくなっているが、山道に慣れていないと、迷いやすい。auは比較的入りやすいが、docomoは使えない。スニーカーはもちろん、軽登山靴もお薦めできません。でも、地下足袋のじいちゃんもいたなあ。

しかし、「最後の秘境」と言われるだけあって、スケールの大きい岩場や、美しい渓流を満喫できます。

15時過ぎには登山口に戻り、祝子川温泉「美人の湯」へ。気持ちよかった。が、少々塩素臭いのが気になった。

そこの売店で、夜にある高校の同窓会のプレゼントを物色。

夜は延岡市内で、忘年会があった。旧友たちと楽しい時間を過ごした。久しぶりに、充実した週末だった。

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