Fuji ’08Absolute3.0 ホローテック化

5年の付き合いになる愛車のBB周りで、どうやらベアリングの虫食いらしい違和感を感じ始めたので、消耗品である事だし寿命かな?という事で交換に着手。

そこで問題になってくるのが「規格」で、BB(自転車のクランクが付くフレームの一番下の部分)にいくつか規格があり、調べたところ「JIS68mm」である事が判明。
こちらを参考にした。
チェーンホイールはトリプルなので、軸長は122mm。
単にBBのみの交換なら「シマノ SHIMANO BB-UN26 ボトムブラケット 」で、1500円ほどで済むんだけど、以前からデフォルトで付いていた「52T(チェーンリングの歯数)」のアウター(トリプルの一番外側)を持て余し気味だった(つまり、重過ぎて使わない)ので、いっそのことチェーンホイール丸ごと交換しちゃう?という妄想が膨らむ。

で、先の掲示板ではシマノのTiagraを推奨していたので、素直に従ってみた。
購入したのは、
FC-4603 50x39x30T 10S(クランク長/歯数:175mm×50-39-30)
SM-BB6700 BBアダプター(BBシェル幅:68mm(JIS:BC137))
Bicinet Sana

合わせて専用工具も購入。
バイクハンド YC-27BB ホローテックII用レンチセット YC-27BB

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こちらが改造前最後の勇姿。

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こちらはスクエアテーパー式のBB&クランク。まずはクランクキャップを外す。

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「コッタレス抜き」という工具を使ってクランクを外す。

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BB軸が出てきた。
これも専用工具を使って両側から外して行く。JIS規格は右(チェーンホイール)側は逆ねじ、左(写真)側は正ねじ。

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現れ出たBB本体。すっごく重い(笑)
やはり手で軸を回すとゴリゴリ感がある。寿命だな。

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フレームのBB。まだまだ錆は来ていないようだ。古いグリスを綺麗に拭き取って、いよいよ新しいクランクセットをセッティングしていく。

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Tiagraではなく、上のグレードのUltegraのホローテックBB。Tiagraに比べて500円位高いんだけど、こちらがお薦め、とあったので。おそらくベアリングの精度がいいんだろう。
先に外した古いカートリッジ式のBBとの重量は、雲泥の差。軽い。

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これがチェンリーング&クランク本体。
今まで付いていた「スクエアテーパー式」は、クランクを回転する軸に取り付ける形だったのが、写真で分かる通り、構造が全く違う。
BB自体はただの筒になり、クランクと軸が一体化されている。
この軸をBBの中を通す形となる。

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こちらが取り外した古いチェーンリング&クランク。

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BBの取り付けに専用工具を使用。
この後、右側からBBの中に軸を通す。
手では入らないので、クランク軸中心を、慎重にゴム槌でゆっくり叩いて押し込んでいく。
しっかり入ったら、左側のクランクを取り付ける。

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ペダルを取り付けて完成。
正直に白状すれば、デザイン的にはアレなんだが、見かけより実用性重視なので、改善されれば、まあ良しとしよう。
朝飯前、にするつもりが7時から初めて終わったのは9時だった。朝飯抜きに。とほほ(/・ω・)/

後日、伸びきったチェーンも交換。
アウターの歯数も変わったので、フロントディレイラーの位置調整と変速調整、チェーン交換によるリアディレイラーの変速調整も行う。

早速、宮崎市内まで往復40km試し乗り。
クランクを手で回しただけでは良く分からなかったが、なるほど、ペダリングの力がダイレクトに伝わってる感じがある。
構造的に想像できるが、思ってた以上に効果がありそう。距離が伸びれば伸びるほど、実感できそうだ。
加えて、フロント変速性能も格段にアップ。
また、とっても静か。タイヤの地面を擦れ合う音しかしなくなった。

なんといっても、50Tになったおかげでようやく実用的なトリプルになった。

改造した愛車で、別府に行って来た。

目的は、ミヤマキリシマを訪ねて由布岳登山。
山並みハイウェイを登山口まで自走し、登山する予定だった。

5月24日、お昼過ぎに自宅発。佐土原駅を目指す。
15時47分発「にちりんシーガイア20号」に乗る。
宮崎市内から大分・別府には、往復の特急指定席券で1万円の割引切符がある。
にちりん乗るのは、久しぶりだなあ。

延岡を過ぎ、山の中に入った辺りで、母からメールが。
茨城の叔母が亡くなったそうだ。
どうやら、予定変更になりそうだ。

日豊本線はほぼ国道10号線と並行してあるが、延岡から大分の車でのルートは、現在では10号線ではなく三重町回りの326号線がメインとなっている。
10号線を走る車は少なく、県境となる宗太郎峠もさほど厳しいものでもなく(多分)、機会があれば延岡〜佐伯間は自走を楽しんでみたい。
この辺り、山間の川沿いを走る気持ちのよい道。

19時前に別府着。愛車を輪行袋から取り出し、手早く組み立てる。
今回は雨の心配がなかったので、泥除けは外してきた。
今夜の宿は、「カオサン別府はまゆう」。なぜに別府でカオサン?という疑問は置いておく。
しかし、ドミトリーのゲストハウスも久しぶりだなあ。
1,707円(?)という微妙な価格でも温泉掛け流しは、さすが別府。

実家からの連絡を待っていたが、やはり次の日の登山は取りやめて帰宅する事にする。

次の日、何だか物足りないので、早朝に別府湾をポタリングする事に。
4時過ぎに起床し、マリンパレス(今はうみたまごと言うのね)を目指す。

気持ちいいー!!!

人工の海水浴場?みたいなところがあったので、コーヒーを入れ、朝食とする。
何とも、(いろんな意味で)贅沢なモーニングとなったものだ(笑)

7時過ぎに宿に帰り、朝風呂。これまた気持ちよい。
10時前の「にちりんシーガイア号」で一路宮崎を目指す。

まだまだ物足りないので(笑)、高鍋で降り、西都経由で自走する。
綾まで2時間ほどの距離だが、登りもそこそこあるのでテストランにはいいかな。
サイクランドおくぐちに立ち寄り、15時前に無事帰宅。

今日まで200kmほどを走ったが、改造の手応えは十分。
結局1万円超の出費となったが、納得満足の行く結果だった。
費用対効果は大きいので、ちょっと古くなった低価格クロスバイクをお持ちの似たような境遇の方にはお勧め(^_-)

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