JMM4月28日付
■ 『オランダ・ハーグより』 春 具 第140回
「Rounders」より
毎回楽しいうんちくが満載の春さんの記事。
今回は、カードゲーム、中でもポーカーを取り上げたものでした。
何でも、今ヨーロッパでは流行っているそうで、どこぞのうらぶれた保養地からDMが来たのだとか。
まあ、それはとっかかりとして、国の外交政策のお話に絡め、いつものごとく一流のブラックジョークを連発されています。
何でもポーカーというもの、実は高度な心理作戦のもとに行われる戦略ゲームだとか。
さらにこの戦略書は、ポーカーとは自己抑制 discipline、考察 thought、状況の支配と管理 control のゲームだと言います。自己抑制をとおして己を知らせず、考察をとおして相手を知る、そうすることでゲームを支配する。そして、一旦ゲームを支配できると影響力はさらに強まり、相手はさらに混乱・萎縮し、そしてこちらの思うように動くようになる。負けて破産するプレイヤーはほとんどが自滅型なのだ、と説いています。そういう点では、ポーカーは外交交渉をも思わせますね。
学生のころ、 政治学者・高坂正堯先生の外交史の授業で、外交というのは徹夜で麻雀を打つようなもので、長丁場、緊張と疲労の中で、なお自己抑制と考察と状況判断がただしくできるものが交渉に勝つのだと伺ったことがありますが、そういうものだろうとわたくしも思います。(だから麻雀を一生懸命やりなさい、と先生はおっしゃったわけではないが、生徒はそう聞く。そしてそういう授業だけ覚えているものであります。)
僕が学生の頃、長期の登山に行った時、山小屋やテントの中で、よく“インディアンポーカー”なるもので暇をつぶしていました。
(縦走登山では、午後の天候の急変を見込んでの、早立ち早着きが基本で、昼の2時くらいには行動を止めてしまいます。ですので、それから長~いこと暇を持て余します)
どういうものかといいますと、自分の手札を額の上にさらけ出します。つまり、相手の手札は全部見ることが出来るのですが、自分の手札は見ることが出来ない、という何ともはや、リスキーなゲームでした。
一番強かったのは、同級生のMちゃん。ギャンブラーM子として鳴らしていた彼女の前に、敵はいませんでした。
ちなみに彼女、現在ではパリでベトナム人と結婚したらしい。
閑話休題。
政治をカードゲームに例えることはよく聞きますが、今回の春さんのお話は面白い。
ブリジット・バルドーや、アメリカかぶれのバタ臭い家、なんかが(笑)
トランプはかれこれ20年くらい触ってないかもですね~。
小学生の頃なんて、よくやってました。
“セブンブリッジ”ってのが流行った記憶が・・・・。
>盆造(´ー`)y━・~~~さん
小学生の頃は、「七並べ」「芋掘り(神経衰弱)」「ババ抜き」でしたね~(笑)
おっと「スピード」や「大富豪」もあったな。