[JMM 312Sa]「オスカーという賭け」from 911/USAを読んで。
この作品は、同監督の傑作『ミスティック・リバー』と対になる作品だと言えるでしょう。カトリックの世界を濃厚に描きながら「神は本当にいるのか」という疑問を投げ掛け続ける、この点ではこの2作品は双璧です。ですが、『ミスティック・リバー』が未完の悲劇であるのに対して、『ミリオンダラー・ベイビー』には、物語としての完結感が強いとは言えるでしょう。
一方で、後味の悪い物語でありながら『ミスティック・リバー』では、ボストン郊外の下町の情緒が、何もかも包み込んでくれます。ですが、この『ベイビー』の方では、主人公達は、本当に独りぼっちで自分という相手という「個」と向かい合わねばなりません。
先日のアカデミー賞でも受賞したクリント・イーストウッド作品。僕の好きなモーガン・フリーマンも出演。
観たくなったな。
■〔映画雑談Vol.5〕今週末、ダラダラするより『ミリオンダラー・ベイビー』!!
*****************************************************************『ミリオンダラー・ベイビー』盛り上げ企画(^^)~皆さんの「オイラの(^^)イーストウッド作品」をお教えくださ~い!!★5/28(土)から劇場公開の『ミリオンダラー・ベイビー』、本作に