キャメル
Jeff Beckに続いて今回は、僕が思春期の頃、音楽性(というほど大げさなものではないんですけどね、趣味なんで)、ギター共に多大な影響を受けたバンド、Camelです。
特に、ギタリストのAndrew Latimerは、とても他人とは思えません(^^ゞ
Camelのアルバムはどれも好きなので、一枚を選ぶというのはとても難しいのですが、おそらく一番聴いたであろうこのアルバムをご紹介します。
このアルバムを最初に聴いた時(確か中学3年生)、なんだかポップだなあ、10ccみたい、と思ったものです。
あ、別に10ccが嫌いな訳じゃないですよ。むしろ好きなバンドの一つです。
ただ、Camelのイメージとして幻想的な、どこかクールな感じがあったのですが、このアルバムに関しては、どこか牧歌的な、英国の田園風景が浮かぶような感じなのです。
それは多分に、前作から参加しているベースのRichard Sinclairと、sax,fluteのMel Collinsの影響だと思われます。
Richard Sinclairは、Caravan、Hatfield&The Northのいった、いわゆる「カンタベリー・ロック」と言われる派閥(?)の人です。
このカンタベリー・ロック、不思議なことに、共通した色合いを醸し出していました。
Camel自体は、元々はカンタベリー・ロックではない、と僕は思っているのですが、Richardが関わっているアルバムに関しては、そんな雰囲気がプンプンしていますね、さすがに。
この人は、ジャズ色の濃いランニング・ベースがめちゃくちゃかっこ良く、また、ボーカルがいいんですよね~渋!
Mel Collinsは、King Crimson解散後、このCamelに参加という(笑)、何とも節操の無い、まあこの人は毎度のことなんですけど。
彼の参加によって、サウンドに幅が出来、多彩な色彩を加えることに成功しています。「The Sleeper」は、彼なくしてはあり得ないでしょう。
ちなみに、この時期のライブは演奏面で最も充実していた頃であり、ギター、ベース、サックスのソロ廻しは聴きごたえがあります。
そして、僕が最も影響を受けたギタリスト、Andrew Latimer。
この人の音色は、最高です。また、フレーズも“泣き”がたっぷりのもので、決して派手にテクニックを見せつけるタイプではありませんが、確かな技術の上で、素晴らしいギターを聴かせてくれます。
「Summer Lightning」は、LPではB面の一曲目。Andrewのボーカルで静かに幕を開け、後半のギターソロで一気に盛り上がりを見せる、名曲です。
このギターソロ、コピーしましたね~(^_-)彼の名演はいろいろあるのですが、このソロもその一つでしょう。
おそらく、完全なアドリブではなく、あらかじめ作曲されたものだと思われます。いや、ひょっとして違うかも。アドリブかな?彼なら、そうであっても不思議ではない。それくらい、曲のイメージとソロが、一体と化しています。
その他にも、「Echoes」「Breathless」「Down on The Farm」などなど、いい曲が満載です。ま、Camelの素晴らしさは、そのメロディにあるのですけどね。
僕にとって、ちょっとストレスが溜まった時など、このアルバムの優しさと切なさに包まれるのが、出会いから随分と経った今でも、無上の喜びです。
先日来 音楽聴けるのかと・・ あちこちクリックしてみたけど・・ 読むところ多すぎて・・挫折・・
常々音楽には、不思議力を感じます。 気持ちを奮い立たせてくれたり 落ち着かせてくれたり・・ なぜか涙がでたり・・
ともこーさんなんでもできるのねー
ギター弾いてる姿想像つかないわー ろくろ回す姿は、想像つくけど。
>ひまわりさん
文章内のリンクは、音源に直接繋がっているわけではありませんので、あしからず(^^ゞ
でも、オフィシャルサイトには視聴用のファイルがありますよ(^_-)そちらでお試しください。
思春期の多感な頃、もっぱら音楽が心の支えでした。
ホントに、音楽には不思議な力がありますよね。
ろくろより、ギターの方がキャリアはずっと長いんですけどねー(笑)
そっちのプロになることは、とうの昔に諦めています。下手の横好き、ってやつです。
ナントカ・アップルズの活動も続いてるんですか?
年内、何度か宮崎に行く予定なんでみれればいいなあ!
>オオイシスンさん
あ、えーと、ナントカ・アップルズ。
あー、The Rolling Applesのことですね。もちろん!
今日、再始動、です(笑)