今日の1枚#15「ポケット・ミュージック/山下達郎」

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1986年4月の発売だから、僕が高校3年の時。
当時の同級生(バスケ部で、オサレな彼)からこのアルバムとジェネシスの「インヴィジブル・タッチ」を借りた。
どちらかといえばジェネシスの方に興味があったのだが、友人宅でレコードを聴かせてもらった時に、当時はあんまり興味のなかった山下達郎に惹かれた。

ところで最近、再びアナログLPをヤフオクで漁り始めた。
レコード時代の録音ものは、CDで聴くよりも断然LPのほうがいい。
きちんと手入れしてやれば、よっぽどの傷や聞き込みすぎて磨り減っていなければ、ノイズもかなり軽減できる。
なにより、当時のジャケットを含めてトータルで作品として堪能できる。

そんな中、ふとこのアルバムが気になって、手に入れた。

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僕らの世代なら、たとえファンでなくとも「達郎節」が分かる。
それくらい売れていた。
しかし、山下達郎がすごいのは単に売れる”ために”ポップミュージックを作っていたからではないと思う。
自分が好きなものを作り続けただけ。結果的に売れた、という気がする。
初めて聴いた時には知る由もなかった、当時のアナログからデジタルへの過渡期での彼の苦労はwikipediaに詳しい。
確かに、当時のデジタルシンセサイザーの音はペラペラで、好きではなかったし、言われてみて改めてレコードを聞いてみると、確かにその苦労の一端も感じられる。

言うまでもなく秀曲ぞろいなのだが、中でも「THE WAR SONG」は30年ぶりに聴くというのに、そらで歌えた。当時は結局レコードを自分で買わなかったにも関わらず。
それくらい、この曲は好きだったのだろう。すっかり忘れていた。
ライブアルバムにも収録されているらしいので、彼自身もお気に入りの1曲なのだろう。
はっきり言って、この歌は政治的な歌だ。
歌詞は決して軽いものではない。しかし、それをポップソングにすることによって、不思議なことに感動的なものにしている。
山下達郎、恐るべし。

“J-Popの帝王”山下達郎がこんな素晴らしい歌を世に問うたのは、ちょうど30年前。
世に達郎ファンは多かれど、いったい我々はどれだけこの彼の思いを受け取ったのだろう。

ジャケットもまた素晴らしい。
見開きダブルジャケットは、CDで初めてこのアルバムを知り、好きになった人たちには、是非手にとってこの世界を味わってほしい。
ジャケットのためだけに、LPを買っても惜しくないと思う。安く買える場合もあるし。

ところでくだんの友人から借りたもう一枚、ジェネシスはと言うと、当時世界的にバカ売れたしたモンスターアルバム。
これがまた、今聴いてもピンとこないんですよね〜当時も印象薄かったけど。
ジェネシスの、と思わなければまあまあ、かなとは思うものの(^^ゞ
困ったもんです。

僕の中では、80年代はジェネシスより山下達郎がプログレ。

Mac備忘録:iWork’09を最新版にアップグレードする方法

https://mbdb.jp/software/mac-apps/iwork09-update.html

パッケージ版で購入したiWorkがAppStore経由でアップグレードできなかったのだが、こんな方法があったなんて。
簡単にいえば、「日本語環境から英語環境に変えてから(要再起動)AppStoreからアップグレードをかける」ということ。
実際には、アップグレードではなく新しくインストールされる。(既存のiWork’09フォルダは維持される)

Pages4.3→5.6.2
Numbers2.3→3.6.2
Keynote5.3→6.6.2

かなりインターフェイスが変わっており、使いやすくなってる?気がする。
全て新規に購入するとなると8000円近くの出費になるので助かった。

それにしても、Appleさん、この仕様はどうよ?おそらく、新しくお金払った方も少なくないはず。

よし、もう少し様子を見てから、El Captanに行こうかな。