アーシュラ・K・ル=グウィン, 清水 真砂子, Ursula K. Le Guin
久しぶりに、良質のファンタジーと巡り会った。
ル=グウィンの作品は、高校生の頃にSF作品を何点か読んだことがあった。その時の印象は、根底にフェミニズム的なメッセージ性を感じ、異性にとっては(笑)何か落ち着かないもの、というのが正直なところだった。
「ゲド戦記」も名前こそ知ってはいたが、はじめの印象のせいでなかなか巡り会えないでいた。
全6冊のうち、現在「外伝」以外を読んだのだけど、世界観といい、人物の心理描写といい、素晴らしい。
舞台は、ファンタジーにつきものの「魔法」が支配する世界の話だが、ファンタジーだからなのだろうか、児童書として紹介されることが多く、実際図書館でも児童書コーナーに置いてある。このため、大人に読まれる機会が意外と少ないんじゃないかな?そのために損をしている人も少なくないんじゃない?と思ってしまう。
それほど、この本は深い。
「魔法」を「現代科学」と対比して読むのもいい。また作者は、「呪文=言葉」に込められた力もあらわにしていく。この世とは、言葉に因って成り立ち、言葉が支配する。よって、安易に汚れた、危険な言葉を吐いてはならない。同時に、言葉を超えた世界も存在する。
生とは何か?死とは何か?幸せとは?
それらを教えてくれるとはいわないまでも、この本を通して、少なくとも考えるきっかけを与えてくれることは間違いない。
ポッター君よりゲドが好き。
『ゲド戦記シリーズ』は「言葉」そのものに宿る力と、それを維持するために守らなければならないタブーの存在とが、実に緊迫感を持って描かれているのですよね。
子どもに読ませたいのはもちろんですが、本当に、読んだことのない大人の方には、ぜひお薦めしたいシリーズだと思います。
私は十代の終わりに一作目の『影との戦い』を読んで、完全にノックアウトされました。素晴らしい!
>さかいさん
おお、同志よ!曲作って下さい(笑)
僕は言葉を操ることは不得意なので、器を作ります。
フェミニズムと家庭教育の再生
東京女子大前教授林道義氏による講演です。フェミニズム運動の社会的影響を具体的な事例をもって解説していただきます。場所:中野区社会福祉会館3F会議室主催:月曜会(TEL0426-76-6558)会費:1,000円(学生500円)このテーマ僕としても結構興味がありま
読んでみたいけど、悩んでいる作品のうちの一つなのです。やっぱり読もうかなあ。
>くりこさん
激お薦め、です。損はしませんよ~(^_-)
6冊あるけど、意外とそんなに(指輪物語のようには)ボリュームはありません。そこがまた凄いんだけど。