これがアメリカなのか?これがLAか?
鑑賞を終えたあと、何か得体の知れない興奮が続き眠れませんでした。
何か、カタルシスを得ることのできなかった、居心地の悪さ。
決してエンターテイメント性の高い映画ではありません。が、それに気づくのが遅かった。
結局、解説のついた特典映像や未公開シーンをすべて見終わって、眠りについたのが午前3時のことでした。
とにかく、最後までデンゼル・ワシントンと監督にだまされ続けました。
ちょっと今までに観たことのない、類いの映画です。
監督曰く、徹底的にリアルさにこだわった、と言うことですが、申し分なく成功しているのではないでしょうか。
映画本編だけでなく、特典映像を観ることをぜひお勧めします。
そこには、監督自身の口からこの映画の存在意義が語られます。警察官僚の汚職や悪徳警官を描いた映画は、決して珍しいものではありませんが、全く似て異なるものです。
まだ若いのに、凄い映画を作られたものです。
主役の二人、デンゼル・ワシントンとイーサン・ホーク、ほとんどのシーンがこの二人の車内での会話になるのですが、いい演技してます。アカデミー主演男優賞を受賞。助演男優賞ノミネート。
ストーリーについて詳しくは書きませんが、終盤、サスペンスものらしい、どんでん返しがあります。脚本のその部分をとって揚げ足を取るのは、個人的には野暮だと思います。それがなければ、極端に言えば映画にならない。ドキュメンタリーになってしまいます。
余談ですが、マイケール・ムーア監督「ボウリング・フォー・コロンバイン」を何となく思い出してしまいました。どちらも、今のアメリカの現実に真摯に向き合い、自分のできる最大限の方法で世に問うたと言う意味で、同じ地平にあるからです。
偶には辛口な奴、観てみるぜ。
ベテランと新人のコンビ、警察の裏の顔。
アメリカのポリスストーリーには比較的多い内容、とは思いますが・・・・。
何やら一味違う視点を感じますね~。
機会あれば見てみようと思います。
そうなんですよ、視点が違うんです。
視点、と言うより立場、かも知れません。
トレーニング デイ(DVD)
ロス市警伝説の刑事は、[怪物]だった!CAST:デンゼル・ワシントン/イーサン・ホーク/スコット・グレン/トム・ベレンジャー 他■アメリカ産 122分デンゼルおじ様かっこよすぎですから!!もうさすがとしか言いようがないっス。オスカーとるだけはあるね。今回