やったなニッポン

いやあ、会心の試合(^_-)
予想では2-0で日本だったので、PKが余計だったとはいえそれ以上の出来でしょう。
おめでとう。

しかし、若い頃のキレはないとはいえ、トマソン相変わらずいい選手だなあ。

決勝トーナメントはパラグアイと。早くも強敵。
スロバキアとの方が、良かったかな?
(しかしこの組、まさかのイタリア最下位敗退)

次も面白い試合、期待してます(^_-)

タイヤを替えたら世界が変わった

愛車はFUJI Absolute3.0(07)。
はっきり言ってエントリーモデルなので、パーツはちゃちい。
とはいえ、僕が中坊の頃の愛車(ナショナル・ランディオーネ)を考えると、同じ価格帯とは思えず(というより昔の物価を考えると圧倒的に安い)コストパフォーマンスは素晴らしく高い。
改造前提としては、悪くない。

サドルをセラアナトミカ(SELLE AN-ATOMICA) TITANICOに換えた後、次は足回りと、ツーリング用に「タイオガ シティグリッパー ケブラービード700x32c」を後輪に履く。
これ、安定感抜群、グリップも抜群。しかし、音も結構大きいね〜。
前輪は標準でついていたのがKENDAなんだけど、既にひび割れあり(^^ゞ
そろそろやばいかな〜と思っていたところで、サイクルベースあさひさんでパナレーサーのキャンペーン発見!

【初夏のパナレーサーキャンペーン】カテゴリーS ケブラービード 前後セット サイズ:700x23c 【ナップサックプレゼント】

23cかぁ〜履いたことないなー。ま、一度は試しということで。
合わせて「ビットリアZAFFIRO-2 ケブラービード 700x28c」も購入。
スペアのホイールに装着して、シティグリッパーとともにツーリング用に。

チューブはシュワルベをAmazonで。

学生時代、北海道を周ったときの愛車ケルビム・スポルティーフにはやはり前28c後32cを履いていました。2000キロ以上走ったそのときには前のサイドを切ってだめにしてしまった。
で、そのときはその太さでも結構速い気がしてました、はい。
ま、連れはランドナーだったんで(^^ゞそう思うのも当たり前ですね。

ところが先日10数年ぶりに長距離ツーリングに出かけたら、ロードに乗った女の子に簡単に置いて行かれるのに愕然としました。
体力不足も否めませんが・・・
そういうこともあって、今回23c初挑戦(^_-)

ところが、

こりゃ驚いた!
軽さが全然違います。
はじめはタイヤの細さに不安もあったのですが、慣れてみると快適。
あ〜ロードでツーリングする人の気が知れん!と思っていましたが、納得。
こんなに楽に進むなら、辞めれませんよね。
普段履きには最高です。

とはいえ、ツーリングや雨(やむを得ない場合のみ)の時はシティグリッパーとZAFFIRO-2のコンビでのんびり行くことと思います(^_-)

Absolute3.0の利点は、ロードよりもシクロクロスよりの仕様なので、タイヤ次第で高速走行もダート林道走破も出来ちゃう、というところかな。

ホメオパシー日記5

昨日でラストックス終了。

  Rhus-tox.ラストックス

筋肉の凝りや強ばり・蕁麻疹やヘルペス

精神:責任感が強く、何事も一生懸命で、やらねばならないことが出来なくなることを心配するタイプ。感情を抑える傾向が強く、体も心もリラックスさせることが苦手な人に向く。

身体:捻挫や筋違い、肩こりなどに有効。特徴的なのは、動き始めが痛み、動き続けることで痛みが和らぐこと。また常に体を伸ばしたい、動かしたい欲求があり、落ち着きがない。寝違え・むち打ち・重いものを持ち上げたことによる腰痛や背部痛の他、皮膚疾患であるかぶれ・アトピー・蕁麻疹・ヘルペスや麻疹・水ぼうそう・インフルエンザなど幅広く使える。

悪化:最初の動作・冷たい湿気・寒冷・休息・夜
好転:連続した動作・姿勢を変える・温かい飲み物

まさしく、2、3日前から好転反応が始まる。かゆみ強し。掻くと汁も出る。きつくはないが、少々腐ったようなにおいあり。
とはいえ、ピーク時に比べたら全然大したことはないが。

ここ10年ほど、ろくろを始めてから腰痛との戦いだったが、決まって梅雨と冬の入り鼻に悪化していた。
なるほど。
下半身浴とヨーガでかなり手足の冷えも改善されて来ているし、子供の頃以来(笑)今年の冬は薄着で過ごせた(半袖までは行かないが)。就寝時もほとんど毛布2枚のみ(冷え込みの強い日、数日だけ掛け布団。後はタオルケットくらい)。

ホメオパシー日記4

今日で19日目。昨日の昼から「かんじん秘蔵セット」を摂り始める。

3、4日前から尿のにおいがきつくなって来たようだ。
本格的なデトックスの始まりか?

ホメオパシーとは関係ないが、先週から宮崎市内のお茶の稽古に自転車で通い始める。
片道1時間ほど、サイクリングロードは信号なし、車の心配なし、景色良し、2回ほど往復したが、心配していた左膝の痛みもひどくはならず、おおむね気持ちよい。
体重も労せず1キロ以上減。
こんなにいいことがあろうか。

とはいえ、右膝の痛みが出て来たような兆しもあるので、調子に乗らずにいこう。

孤独の吟遊詩人、新境地を開く~「呪文」マイク・オールドフィールド

 

評価: 
Mike Oldfield
Virgin
¥13,672
(2000-07-11)
コメント:孤独な吟遊詩人、新境地を開く4th。呪文のごとき音のうねりは、優しく包んでくれる。それにしても何なんだ、このプレミアぶりは!

生来、どこか放浪癖があるのか、実際に現地に行かなくとも絵画やら映画やら、音楽で旅をした気になる。

そういう部分は、誰でも多かれ少なかれあると思う。
 
僕の場合、多分に音楽である。
 
“プログレシッブ・ロック”という、奇妙奇天烈なジャンルがこの世にあると知ったのは12の春。
早30年か。
80年代のいわゆる産業ロック(商業主義を恥ずかしげもなくさらけ出し、ミュージシャンもリスナーも、またその間にいたギョー界も腐っていたと思う)とバブルが瞬く間に膨れ上がっていく様を、何か分からないけど何か違う!でも自分の周りは誰もそんな話を聞いてはくれないし、理解もしてくれないという思春期特有であるけど、ある種のジレンマを抱えて灰色の高校時代を過ごしていた。
自然と、リアルタイムの音楽より一昔前の、70年代の音楽へと興味は移った。
そんなとき、町の貸レコード兼中古レコード屋さんでこのアルバムを見つけた。
2枚組で安かったから。
ジャケに映る兄ちゃんはよく分からんけど、バックの波打ち際に未だ見ないイギリス海岸があった。
その何やら灰色の雲が立ちこめる様子に見入ってしまった。
 
Mike Oldfieldといえば、ヴァージン・レコードであり、エクソシストである。
デビューアルバム「Tubular Bells('73)」はLP1枚で1曲という(実際にはA/B面に別れるが)、なんとも唯我独尊的なアルバムだ。
しかし当時ベンチャー企業の一つであったヴァージン・レコードはこの1枚に社運をかける。
映画「エクソシスト」にあのイントロが採用された経緯もあって、結果大成功を収める。
一度は聴いた事あるでしょ?
ま、その印象が強すぎるけど、本当の「Tubula Bells」はのどかな牧歌的なものだ。
これを含めた初期3枚は甲乙つけ難い作品で、爽やかさと、どこか物寂しい感じが同居するイギリスの牧歌風景をイメージしてトリップするには最適。
これらをMike一人で多重録音、当時の機材のスペックを考えると途方もない努力と忍耐の賜物だ。
 
そして発表された「Incantations(’78)」。
それまでの内省的な面が後退し、オーケストラやアフリカンパーカッション、女性コーラスとゲストの参加もあって、ひとつ殻がむけた感じがある。
 
それまでの内陸の丘陵から、大西洋からの風を受ける海岸へ。
 
2枚組で4曲(つまりLP片面で1曲)という大作指向は相変わらずだけど、Part OneからPart Fourまで、きちんと起承転結がありバリエーションも豊か。
曲の長さを感じさせず、最後までいつの間にか聴いてしまう。
同じようなテーマの繰り返しが、それこそ呪文のように展開していくのだけど、それが気持ちよい。
Part Oneでは、それまでの牧歌指向を引き継いだように静かなテーマで幕を開ける。
Part Twoでは徐々にそれが広がりを持ち、女性ボーカル(マディ・プライヤー。美しい・・・)が優しく前半を締めくくる。
Part Threeでは激しいテーマが展開された後、Part FourでPart Oneのテーマが再び繰り返される。
そこまで高まっていたものが一気に大団円を迎える様は圧巻。
 
このアルバムには青春の思い出がもう一つ。
学生時代に自転車で北海道を20日間周った。
そのときに持っていったカセットテープの一つが「呪文」だった。
北海道の荒野を走っているときには、まさしく。
 
それ以来、このアルバムを聴くたびに、北海道とイギリスの海岸にトリップするのだ。

全くもって青い奴ら サニーデイ・サービス

評価:
曽我部恵一,田中貴,自由参加隊,丸山晴茂,菊地,高野,斉藤,四家,新井
ミディ
コメント:傑作「Sunny Day Service」を晩秋とするならば、盛夏かな?

 

評価:
曽我部恵一
ミディ
コメント:この湿り具合は貴重だ。晩秋に降る小雨の様。

 

ここ数日、レメディーの効果か(笑)10代の時に常に感じていた、己の無力感、焦燥感が出て来ている。もちろん、あの頃みたいにそれにどっぷり持っていかれる事はないけど。

そういうわけで、サニーデイ・サービス。
 
4th「Sunny Day Service」を初めて聴いたのは、もう5年くらい前か。
出張で上京したとき、池袋駅のそばの中古屋で衝動買い。
といってもMarquee vol.4での特集で興味を持っていたのだ。
(当時、唯一のプログレ雑誌だったMarqueeが路線変更とあっていったいどこに行くのか、と思って読んでいたけど、本質はそんなに変わった気はしなかったなあ。むしろ、その記事レイアウトなんかめちゃくちゃ好き勝手やっていて、面白かった。読みにくいけど(笑)
(同じ号での記事がある嶺川 貴子も聴いてみたい)
 
さてどういうものかと、古びた格安のホテルの部屋で、iBookで聴いた。
昔はそこそこいい値段だったのだろう、やけにアメリカンなタイルばりのユニットバスとだだっ広い部屋のホテルは、1曲目「baby blue」が始まると、しとしと雨の降るイギリスの老舗ホテルに変わった。
 
「Pink Moon」「星を見たかい?」「旅の手帖」「byebye blackbird」など、好きな曲をあげればきりがない。
オフコースの暗さとはまた違う、湿り気、とでも言おうか。
 
そしてそんな傑作のあとに出された「24時」。
前作を晩秋のイメージとするならば、こちらは盛夏。
その象徴が1曲目「さよなら!街の恋人たち」。
 
ライナーにあるように、かなりの産みの苦しみがあったようだ。
しかし、曽我部恵一の詩の世界は健在。
“でぶでよろよろの太陽”のフレーズは、まあ分かる人には分かる、ってやつで。
(ピンク・フロイド、ね。「Atom Heart Mother」邦題「原子心母」の中の1曲。この頃の邦題のセンスは、色んな意味で、キテた。)
前作では封印された(?)ロック魂全開が、バンドの焦燥感を表している。
今、こちらが僕には来るなあ。
 
8曲目「経験」の“青さ”こそ、 このバンドの真骨頂だろう。
恥ずかしいくらいの青さ。
いいな。
 
そして「24時のブルース」。
“貨物列車のブルース”のフレーズに、曽我部恵一の才能を見る。
新幹線でもなく、寝台特急でも鈍行列車でもなく、もちろんJALでもない。
今住んでいる町に住み始めてからは列車を見る事もなくなったけれど、かつては踏切の音が聞こえる町で育った。
あの頃は、いったい何両続くのだろうという貨物列車に何か自分の逃避願望を乗せていたように思う。
何かをしなきゃいけないのに、それが出来ないでいる自分。早く育った町を出て、大人になりたかった自分。
ダイヤにはけっして載らない、どこにいつ着くのか分からない列車。
 
全くもって青い奴らだ。

徒然なるままに

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