Lu7(えるゆーせぶん)は、栗原 務(g)、梅垣留奈(key)両氏による美男美女ユニットです。
1stアルバムでは、梅垣さんの類い稀なるメロディセンスと非凡なアレンジが、シンセのシーケンスフレーズの機械的なリズムと相まって、都会的な感覚を発揮していました。
特に、ラヴェルの名曲「ソナチネ」のアレンジは秀逸!美しい・・・
もちろん、栗原さんのAllan Holdsworthを彷彿させるクールなフレーズ、だけど温かい音色のギターとの相性も抜群です。
そして、この2ndではほとんどの曲で、ゲストとのバンド形態での演奏を繰り広げられています。
まず、バンド形態になったことで、ダイナミズムが加わりタイトな印象になっています。曲想も合わせて幅の広いものになっており、ケルト風あり、アラビア風ありと、まるで世界中を旅しているようなイメージです。
keyの音色も考えられており、前作のどちらかと言えばモダンな音色よりも、よりアナログな線の太い音使いが多用されています。
そしてタイトル曲「The spirit of the exile(多分。こういう時インターネットは便利ですね~、亡命の精神、でいいのかな?)」が特に僕のお気に入りです。
Official Siteで試聴も出来ますので、ぜひ一度お試しください。
先日は、アコースティックセットでのライブもあったようで、本当に、メロディが素晴らしいので、ぜひライブで聴いてみたいです。
リスナーのわがままを申せば(笑)、アコースティック用の新曲も聴いてみたいですね。
ちなみに栗原さん、僕がギターを始めた頃から、創刊間もないギターマガジン誌で記事を書いていらっしゃいました。いわば、僕の先生のようなもの(勝手ながら)。まあ、弟子の腕前はあの時からあんまり進歩してないようですが・・・ははは!