僕をプログレ地獄に引きずり込んだのは、実はこのアルバム。
中坊1年の時、学生時代軽音出身の担任の先生に借りた90分テープのB面でした。
A面は当時ときめくASIAのファースト。ラジオでヘビーローテーションしてましたね~
これはこれで、好きですハイ。
いろんなところのレビューにあるように、いろんな意味で名盤でしょう。個人的にはこの1stだけですが。
しかし、僕のハートを掴んだのはCAMEL、Andrew Latimerでした。
この後CAMELのアルバムは総なめするのですが、その中では決して高得点アルバムとは言えないものの、やはりそこは初めての人、的な(?)
個々の曲は腐ってもCAMELなんですねー(腐ってませんが)
嫌いな曲はありません。
「Selva」なんか思いっきりアンビエントなんですけど。
そうかと思えば「Sasquatch」のさわやか路線(最高!)や「No Easy Answer」の能天気さ、「Manic」のパンク(?)「Camelogue(なんやそりゃ)」のなんちゃってブルースなどなど、よく言えば色彩豊か、悪く言えば統一感がない(笑)
しかし、どれもやはりCAMELであるのは、今聴いてもさすがと思えます。
なんでしょうね~大ヒットアルバムより全く世間から、いや従来のキャメルファンからも当時は見放された感もあるこちらに行っちゃった僕が好きです(笑)
P.S.
ASIAのレビューをたまたま目にしたら、なんか知らんけど書きたくなっちゃいました。
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09谷川賢作宮崎上陸10周年ツアー
あの谷川賢作さんが宮崎に来られてなんと10年目、だそうだ(実際には以前にも来宮があるらしい)。
うちのお隣さん、綾賢治の学校でのライブは最初のソロを除いてパリャーソでは全て鑑賞。
前々回の綾公演では、当時の商工会青年部長として主催者として関わらせていただきました。
奇しくも僕が独立したのもちょうど10年前。時を同じくして賢作さんも宮崎と深く関わる事になったようです。
さて今回は南九州ツアーではお馴染みとなった続木力さんと山村誠一さんは不参加で(このお二人目当てのファンも多いのですが)、10年目の区切りという事でソロライブとなりました。
・・・の予定だったのですが、この人もぜひ宮崎に行きたい!とオランダ公演をキャンセルして(!)駆けつけていただきました。
さがゆき!
いつものゆきちゃん台風も見参です(^^)
さて今回の初日12月2日、鹿児島市吉野の徳田宅にて。
お昼前にツアーマネージャーの絹川さんと綾を出立、鹿児島空港にお出迎えです。
一年ぶりの再会を喜びあって昼食。
15時に徳田さん宅に着くお約束だったので、先を急ぐものの絹川さんのパスツールとオイルの話が思いのほか盛り上がり(?)何と高速の降り口を見過ごしてしまうハプニング。
しかも、折り返した際も危うく通り過ぎそうになってしまいました(笑)なにやってんだか
さて、インターを降りてすぐのサンクス裏、という情報がメンバーに伝わらないままキヌ号は走り、またもや通り過ぎてしまい、一本道を引き返してようやく徳田宅に到着。
この後、もはやいじられキャラとなってしまった哀れな絹川さんが、ツアーを通じてこの二人のまな板の鯉になってしまったのでしたヽ( ゜ 3゜)ノ
リハの様子。
この日はスタートからエンジン全開。
いやあ、どこまで行ってしまうやら、特に「ヴェサメムーチョ」は秀逸な出来。どこに飛んで行ってしまうか危ぶまれた「鉄腕アトムジャズバージョン」も無事着地、僕の好きな「湖上」やはり中也の詩による「詩人は辛い」の張っちゃ気振り、そして圧巻のアンコール「パスツールとシークヮーサー」!なんじゃそりゃ!(笑)
初日からそのテンションで大丈夫なのか??!?!
とにかく楽しかったー!
“アトム”徳田さんとともに。
「第3部」と称した怒濤のカオスセッションに続き、鹿児島名酒「伊佐美」に酔いながら、僕も愛器Godin xTSAとYAMAHA JX30で参戦。
まあ、相変わらずのヘタレでさがさんに途中で投げ出されつつも(^^ゞ「Good bye poke pye hat」やらなにやら。
その日は遅くまでどんちゃん騒ぎをしたあと、山奥の秘湯に身を寄せたのでした。
3、4日は延岡、6日は僕の地元綾町、開業したばかりの「ビオスビレッジごうだ」にて。
20年ぶりに弾かれた白いピアノ。
当時は40名の予定だったのですが、蓋を開けてみれば60名超!熱気がムンムン!
僕は会場に入れず(笑)外で聴いて居たので(^^ゞ
こちらも打ち上げは夜中まで続きました。
ツアー最終日6日は、宮崎市内のプロショップ日高にて。
オープニングの賢作さんのソロピアノ3曲は、本当に素晴らしい演奏でした。静と動の、まさしくマリアージュといった趣き。高度にインプロヴァイズされた曲が聞き手のイマジネーションをかき立ててくれました。
続いてさがさんが登場するも、何やら不穏な空気が┌┤ ̄ ̄ ̄~~~ ̄ ̄ ̄├┘
前半は微妙な緊張感の中、進行しました。
気を取り直した後半、何がどうしたんだ!という展開に聴衆は唖然としたのです。
・・・何がなんだか分かりませんよね^_^;
とにかく、ツアーの最後を締めくくるにふさわしい演奏が繰り広げられたことは間違いありません(^^)
ブラボー!
宮崎最後の夜は、とある居酒屋で。
終わり良ければ全てよし。
これに尽きます。よね?賢作さん(^_-)
哀愁のヨーロッパ
評価:
Pat Metheny & Anna Maria Jopek Nonesuch ¥ 1,047 (2008-10-07) コメント:ポーランドの歌姫とパット・メセニー奇跡の邂逅。パット本人が参加。
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先日、親戚の法事で高千穂に久しぶりに出掛けて来た。
冬の高千穂は、南国宮崎に似合わず山肌に雪を見る。
R218を延岡より五ヶ瀬川沿いを、九州山地の懐を目指して車を走らせる。
北方より、山手に道は進み、日之影に入る頃には深い谷の上部を走るようになる。
その辺りから、ちらほら、雪も見え始めた。
往路はまだ雪は降っていなかったものの、高千穂に入った途端、谷向こうの山の影になった数件ほどの集落の上に、一日溶けずに残っている雪を見た。
この風景を見ると、まだ訪れたことのないヨーロッパを思い浮かべてしまう。
北イタリアからスイスに入る辺りの峠越え、あるいはピレネー山脈辺りか。
Animage
Dan Barta-Illustratosphere
折しも、カーステレオからはこのアルバムが流れていた。
チェコを代表するシンガーの2008年発表の3rd。
スティングを髣髴とさせる声質。
しかし、実力は引けを取らない。
このアルバムからはバンド名義となった、バックミュージシャンとの相性も抜群に良い。
ジャズを基本としながらも、ロック、ファンク、民族音楽を巧みに取り入れた楽曲は、真のプログレと言えよう。
特に、「Naokoland」「 GEIST ARBEITET」は独特のメロディセンスが爆発した佳曲。
Dan Barta & Illustratosphere-Diven�
この曲は2ndのものだけど、スタジオ盤とはまったく違うアレンジで聴かせてくれる。
素晴らしいパフォーマンスは往年のP.F.M.を髣髴させる。
特筆すべきはパッケージ。
LP時代のミュージシャンが、ジャケットを含めたトータルアートとしてこだわった姿勢を受け継ぎ、1stアルバムからライブ盤を含め4枚のアルバムデザイン全てが素晴らしい。
特にこの3rdではケースまで特殊な形で、昔で言えば変形ジャケットというところか。
ぜひ一度手に取ってみて欲しい。
Pat Metheny & Anna Maria Jopek
続いて流れて来たのは、ポーランドの歌姫。
2002年に発表され、発売後僅か1ヶ月で8万枚を売り上げ、ポーランドのアルバム・チャートで7週間連続1位を獲得という快挙を成し遂げた名盤。
パットのカバーを中心にし本人もギターで参加しているが、紛れもないアンナのアルバム。
彼が肩入れするのも、よく解る。
名曲「Are you going with me?」が、あのカラーを損ねることなく、ミズーリの大地から一気に東欧の冷たい空気の透き通った空の下へ運んでくれる。
近しい人を亡くした哀しみが、静かに僕の中に広がっていった。
小さい頃、よく祖母に連れられ遊びに行った家に着く。
この辺りでは、今でも自宅喪が普通だ。
お通夜のあと、本葬の時にはついに吹雪いて来た。
町外れの火葬場でお骨を拾った後、小雪の舞う国道で帰路についた。
フォーマルハウト、ついに九州上陸!
かっけええええ!
今日の一枚#12「Tall Blonde Helicopter/Francis Dunnery」
Francis Dunnery
このアルバムに出会ったのは、僕が焼き物の修業に有田に行っていた頃(10年近く前)です。
有田から車で30分ほど西に向かうと、長崎県佐世保の町に出ます。そこの、とある輸入CDショップで見つけました。
今日の一枚#11「Breathless/Camel」
キャメル
Jeff Beckに続いて今回は、僕が思春期の頃、音楽性(というほど大げさなものではないんですけどね、趣味なんで)、ギター共に多大な影響を受けたバンド、Camelです。
特に、ギタリストのAndrew Latimerは、とても他人とは思えません(^^ゞ
Camelのアルバムはどれも好きなので、一枚を選ぶというのはとても難しいのですが、おそらく一番聴いたであろうこのアルバムをご紹介します。
今日の一枚#10「Wired/Jeff Beck」
平田達彦、という男
Mozart meets Ozone
今日は、宮崎県立芸術劇場に出掛けてきました。
“宮崎には音楽の咲く季節がある”というキャッチフレーズのもと、恒例になったシャルル・デュトワ/アーティスティックディレクターを迎えての音楽の祭典。